様々なダイエット方法を試したのに痩せられなかったあなたが、最初にすべきだったこと
痩せたい・・・!!
いろんなダイエットをやってきたけど、どれも上手くいかなくて、もはや何をしたらいいのか分からなくなってしまった…
そんなお悩みはありませんか?
「ダイエットする」つまり、今の自分から「変わる」という行動をとる際、あれこれといろんなことに手を出す前に、まず最初に必ず行なって欲しいことがあります。
それは「現状把握」=「今の自分を知ること」です。
「痩せよう!」と決意するたびに、
- とりあえずジムを契約してみたり
- YouTubeを見ながら運動してみたり
- ご飯の量を減らしてみたり
- 痩せるレシピをInstagramで検索して保存してみたり
と、ダイエットに繋がりそうなことを手当たり次第始めたものの、結局うまくいかなかったという方は多いのではないのでしょうか。
今回は、ダイエットを始めるにあたり
- どうして現状把握が大事なのか
- どのような方法で今の自分を把握するのか
についてご説明します。
すでに自分なりにダイエットを始めたけど結果が出なくて悩んでいる方も、遅くありません。
この記事を読んで基本に立ち返ってみてくださいね。
ダイエットは、何よりもまず「今の自分を知ること」から始まる
体重計ではなく”体組成計”で、体重と体脂肪を測る
まず最初に、現在の体重と、体脂肪率の測定をしましょう。
ここで注目していただきたいのは「体脂肪率」です。
あわせて「筋肉量」を計測することができると、尚良いです。
ダイエットにおいて「体重」ではなく「体脂肪率」に注目するのには理由があります。
たとえば、初回カウンセリングの際に「今◯kgなんですけど、あと5kgやせたいです!」というご要望をいただくことがあります。
しかし、現状の体重・体脂肪率・筋肉量などの数字のデータと体のお写真を拝見し、ダイエットのお悩み・なりたい自分をお伺いすると、その方がまずやるべきことは「体重」を5kg落とすことではなく、もっと別のことだった、ということがよくあります。
たとえば、体脂肪を落とすことだったり、失った筋肉量を取り戻すことだったり、ついて欲しくないところについてしまった筋肉を減らしたり、つけるべきところに筋肉をつけることだったり等です。
ただただ体重だけに注目して「◯kgになりたい!」とおっしゃる方は非常に多いです。
確かに、なりたい体重になるのも一つの大切な目標です。
しかし、仮に体重が標準であったとしても、体脂肪率が30%を超えている場合は隠れ肥満と判断できるでしょう。
また、「着たいお洋服をきれいに着こなしたい!」というご要望の場合、体脂肪も落とさないといけないなと思うことが大半です。
私が持ってる体重計は、体重と体脂肪率が測れるけど…。
体重はともかく、体脂肪率が日によって違いすぎて、正しく測定できてるのか全然わかりません。
なんとなくの数字じゃだめなのかな…?
体重、体脂肪率、筋肉量がわかるからこそ防げるダイエットのエラーがありますよ!
これまでクライアント様の体重計の買い替えのタイミングでのお話しも伺ってきましたが、やっぱり「この体重計古いし、ちゃんと測れてるかわからないな〜💦」というものだと
日々不信感というちょっとしたストレスがあるわけですよね。
今お持ちのものを使うという選択肢も含めて、体組成計選びって大事なことですから、続きを読んでみてください!
実はダイエットに成功しているのに「体重が変わらない」と無駄に悩んだり、モチベーションが上がらないというエラー
ダイエットを始めてしばらく経過し、成功しているにも関わらず、「体重が変わらない、痩せない、停滞期ですかね。」と言う方がいらっしゃいます。
たとえば「痩せたい」「脂肪を減らしたい」「引き締まった体になりたい」という目標の方がいらっしゃるとします。
「体重」は変わってないけれど「体脂肪率」が減っている時、つまりそれは「脂肪」が減っているということですから、ダイエットは成功している可能性が高いのです。
私は日々、リアルタイムにクライアント様の体重、体脂肪率、お食事や取り組んでいることを把握しております。
そんな時、クライアント様に
「体重は変わってなくても、体脂肪率が減っているので毎日の取り組みは合っていますよ、安心してくださいね。」
とメッセージを送ると、
「自分では気づいてなかったけど、megさんに言われてみると、確かに体脂肪率が減ってますね!そういえば、最近スカートがゆるくなってきたなと思っていました。」
とお返事をいただくことがよくあります。
「ダイエット=体重が減ること」という大きすぎるイメージがあると、体重ばかりに目を向けがちです。
体重というのは、水分の量や、滞留物、そして筋肉量など他の要因でも変わります。
体重だけに注目したダイエットでは、大切なことに気付けないことも多いなと感じます。
体重が減っているが体脂肪率は変わらない、むしろ増加しているという場合は、ダイエットが上手くいっていないかもしれない
逆に、「体重が減った!」と喜んでいる方の中には、ただ浮腫みが抜けただけだったり、栄養不足で筋肉を分解して筋肉量を減らしてしまっているということがあります。
例えば、炭水化物は水分を抱え込む性質があるので、糖質を減らせば一緒に水分も減り、体重が落ちます。
その時は体重が減って嬉しく思うかもしれません。
しかし、代謝の高い・低いは筋肉量にも大きく関わりますから、代謝が悪くなり、余計に痩せにくく、太りやすい状態になっているかもしれません。
なので、「体脂肪率」や「筋肉量」を測定し、目を向けることが非常に大切なんですね。
体重・体脂肪率を計測するタイミングと頻度
食事や水分を摂ったり、浮腫みや体の乾燥の具合で、データは変わってしまいます。
データを正しく比較するためには、同じ条件で計測できるといいですね。
私は毎朝、排尿後、水分を摂っていない状態で体重・体脂肪率の計測を行います。
数字を気にしないダイエット方法もありますが、どんな取り組みをしたら数字の変化が出るのか知るためにも、まずは毎日の計測をおすすめいたします。
おすすめの体組成計
私が使用している体組成計は、事前に情報を登録しておけば、乗るだけでそれが誰かを識別し、アプリに自動で記録をしてくれるため、手軽に記録・管理ができます。
また、インボディ測定という精密な機械で計測した時の数値と比較しても、私の場合はそれほど誤差がありませんでした。
▼TANITA 体組成計 インナースキャンデュアル
毎日計測するにあたっての注意点
痩せるための行動を淡々と行えているのであれば、日々のちょっとした数字のアップダウンは気にしすぎないでOK。
「毎朝無意識に体組成計に乗っている」くらいの感覚でよいです。
体重や体脂肪率というのは1日や2日、ましてや毎日減り続けるものではありません。
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と見た時に、ゆるやかに確実に減少していることが大事です。
数字に囚われ過ぎるダイエットは疲弊してしまい、長期間継続して習慣をつくることができません。
また、ストレスがたまる原因にもなりかねません。
数字のデータは大切ですが、「体重や体脂肪は毎日減り続けるものではない」ということを心に置いていてくださいね。
”インボディ測定”で自分の体を計測をしてみよう
「◯◯市 インボディ測定」のようにGoogleで検索すると、お住まいの近くでインボディ測定ができる場所が見つかるかもしれません。
私の場合は市営の体育館で、時々計測をしています。
体幹、右足、左足、右腕、左腕など部位別に筋肉量や体脂肪率を測定することができるので、自分のトレーニングの進捗具合の確認にも役立っています。
一見筋肉量がしっかりあるように見える方でも、実は下半身の筋肉量が多くて、体幹の筋肉量は少ないという方は少なくありません。
スタイル良く見えるためには筋肉量のバランスも大切なので、インボディ測定は役に立ちます。
3ヶ月おきにインボディ測定をする日を決めて目標設定するのも、モチベーションを保つ方法の一つですね。
数字データの取り方まとめ
- 体組成計で「体重」「体脂肪率」「筋肉量」の記録をつけよう
- 乗るだけで自動的に記録までしてくれる体組成計を使って、楽をしよう
- 数字に囚われ過ぎずに淡々と行動し、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と見た時に、ゆるやかに確実に体重と体脂肪率が減少している状態を目指そう
- 筋肉量からダイエットの進捗を見ていこう
自分の体をいろんな角度から撮影する
前、横、後ろの写真を撮りましょう
撮影時に着用する服としておすすめなのは、下着や水着のような体のラインがよくわかるものです。
なぜなら、おしりのラインが上がったこと、骨盤の位置など体の歪みが変わったことがわかりやすいからです。
サイズ感がわかるお洋服や、今は着れなくなったけど、また着たいお洋服を着て撮影をしましょう
- きつくなってしまったデニム
- 着れなくなってしまったワンピース
このようなお洋服を着て定期的に写真を撮ることで、体の変化に気づくことができます。
実際にクライアント様のお写真を見てみましょう。
このように写真を撮っておくと、今の取り組みが「自分の目標」に繋がっているかどうかを確認することができます。
たとえば、「脚痩せをしたいのに上半身しか痩せていない!」というエラーにも早く気付けて、取り組みを変えるきっかけにもなりますね。
お化粧をしていない状態で「お顔」の写真を撮っておくことも忘れずに!
体重は減ったけどお肌が荒れたり、頬がこけたり、顔色が悪くなっていたり…
それは、あなたが目指す「なりたい自分」ではないはずです。
なんのためのダイエットでしょうか?
「きれい」「若々しい」が「なりたい自分」なのであれば、体だけでなくお顔やお肌の変化を確認しておくことも大切ではないでしょうか。
数字だけでなく「写真」を撮って、「見た目」と「ダイエットの進み具合」を確認する
42歳のAさんが、「今65kgですが、58kgになりたい!」とお話しくださいました。
理由をお伺いすると「30歳の時の体重が58kgで、その時の自分が好きだったから。」とのこと。
しかし、30歳から今までの間に、出産を経験して、体にゆがみが出ているかもしれません。
加齢によって全身の筋肉量が少なくなっているかもしれません。
様々な要因から、姿勢が悪くなっているかもしれません。
上記の問題は、ただ体重を落として58kgになれば解決するというものではありません。
ダイエットを始めてから目標の姿にちゃんと近づいているか確認するためにも、写真を撮って自分の現状を把握することは、非常に大切です。
写真撮影のルールを決めて、「自分の写真」を「自分が痩せるためのアイテム」にしよう
今後、写真で自分の体の変化を適切に比較するためにも
- 決まった日で1ヶ月おきに撮影しましょう
(1日、15日、30日など、覚えやすい日の中で、家事やお仕事の忙しさも考慮し、撮影しやすい日を設定するのがおすすめ) - 同じ角度(前・横・後ろ)から撮りましょう
- 同じ時間帯に撮りましょう
ご家族にお願いできる方は「明日の朝、写真を撮ってほしいんだ」とお願いして、スムーズに撮影できるように着るものを準備してから眠るといいですね。
ご家族にお願いできない・恥ずかしいという方は、三脚を使用して自分で撮影しましょう。
私が使用している三脚はこちらです。しっかりとした作りで、アウトドアでも使えます。
スマホ用のアクセサリーで撮影できますし、デジカメやビデオカメラでも使えるので、1台あると色々なことに活用できます。
ダイエット成功に近づく写真の撮り方まとめ
- 1ヶ月おきの決まった日に、同じ条件で撮影しよう
- 下着や水着など体のラインがわかるものを着用し、前・横・後ろから撮影しよう
- サイズ感がわかる洋服や、今は着れないけどまた着たい服を着て撮影しよう
- すっぴんの顔を撮影して、肌の様子などをチェックしよう
決して今の自分を嫌いになったり、「デブだ・・・」と自分を蔑んだりしないで
痩せる前の今の自分の写真は、目を背けたいものかもしれません。
ですが、今の自分を受け入れることができないと、余分な脂肪を落とすという大変な行動を続けることは難しいです。
今は「私こんなに太ってるんだ・・・」とショックを受けるかもしれませんが、その現実と自分に、まずは向き合ってください。
太ってしまったことは決して悪いことではありません。
20代から30代、40代、50代と加齢に伴って体は変化します。
単に、痩せるための知識や行動を知らなかっただけなのかもしれませんし、子育てやお仕事で誰かのために時間や心や体力を使っていて、自分に目を向ける時間がなかったのかもしれません。
どうか自分を責めずに今の自分を見てあげて、向き合っていただきたいなと思います。
「痩せる前の数字や体の写真」は、今後自分が前に進むための強いカードになる!
今あなたが向き合ったその数字や体のお写真。
今後あなたが痩せた時に、痩せた自分の数字や体のお写真と、ぜひ見比べてみてください。
きっと「私、こんなに頑張ったんだ!」「こんなに変われたんだ!」と、誰でもないあなただけの自信になるはずです。
そして「私はこんなに変われたから。ここからもまだ変われる。」
という、さらにあなたが前に進むための心強いアイテムになるはずです。
まとめ
具体的に「ダイエット」という行動を起こす前に、まずは下記2点を行なって今の自分を素直に受け入れましょう。
- 体重・体脂肪率などを測って、「数字」のデータをとる
- 自分の体の写真を撮って、「見た目」のデータをとる
痩せる前の自分の姿は目を背けたいものかもしれないけれど、「今の自分」は「未来の自分の自信」になります。
さあ、ここまで読んでくださったあなたは、もう明日の朝にやるべきことがわかっているはず。
- 体組成計
- 水着
- 三脚(自分で撮影する場合)
これらを準備して、ご家族に「明日の朝、写真を撮ってほしい」と一言伝えて早めに眠りましょう。
- ダイエットについていろいろ情報がありすぎて、結局自分が何をすればいいのか分からない
- 過去にダイエットに取り組んだけれども、続かずに終わってしまった
- 他のダイエット方法で痩せたけど、リバウンドしてしまいそうで怖い
上記のようなお悩みを抱えている方は、ぜひ「初回ダイエットカウンセリング」にお申し込みください。
「痩せて、なりたい自分」になるためのダイエットカウンセリングを通して、思考と心のほぐしを行います。
ダイエットサポートを受けていただいた方のお声はこちらからご覧いただけます。
\ まずは初回ダイエットカウンセリングから /
初回ダイエットカウンセリングでは現状把握も一緒に行いますので、「現状を一人で受け止めるのがつらい」という方にもおすすめです。
一人じゃないって、とても心が楽になるし、やる気も出るとお声を頂いております。
ダイエットをスタートさせるために必要な心のフォローも行います。