ダイエット中、家族と同じものが食べられない。と思っているあなたへ
「痩せたい」と思い立ったあなた。一度想像してみてください。
このブログをご覧いただいている方の中には、ひとり暮らしの方、配偶者とお住まいの方、お子様もいらっしゃる方、お父様・お母様と一緒に暮らしている方、様々な方がいらっしゃると思います。
ご家庭によってご事情はあれど、基本的には家族で同じ食事をとっていることが多いのではないでしょうか。
一度ご自身の環境にあてはめつつ、想像してみてください。
今、あなたは「痩せたい!」と思い立ちました。
ダイエットについて色々と調べ、まずは食事制限をしようと考えてさっそく実践しました。
- あなただけ食事の量を大きく減らしました
- あなただけ白米を食べず、脂肪燃焼スープを多く飲むようにしました
- あなただけ野菜の量を増やしました
- あなただけあまりおいしくない食事になりました
- あなただけ大好きなお菓子を我慢しました
- あなただけファストフードを食べるのをやめました
- あなただけお酒を飲むのをやめました
全部、あなただけです。あなただけが頑張っています。
家族の食事や生活は、そのままです。
あなたは、今どんな気持ちでしょうか。
あなたは、家族に対してどういう気持ちを抱きましたか?
食事の量は少ないし、あんまりおいしくない…食べたいなと思うものは全部我慢している。
そんな状態のあなたは、今までと同じ食事をとっている家族に対して、どんな気持ちを抱くでしょうか?
- 私もみんなと同じものを食べたいな
- なんで私だけ我慢してるんだろう
- これで本当に痩せるのかな
- いつ痩せるのかな
- なんでみんなは一緒に変わろうとしてくれないんだろう
- ずるいな
- ダイエット、したくなくなってきたな
- あーあ、やめようかな…
正直、あなたは無理な食事制限だったかもしれないなと気づいているかもしれません。
だって、イライラするし、その反動で実はこっそり家族に隠れてお菓子を食べたり、過食に走ったりしてしまっているし。
栄養もきっと足りてないんだろうな。なんだか体の調子が良くない。
毎日なんとなくだるくて、なんとなくしんどい。元気が出ない。体がついてこない。
こんな時は好きなものを食べてストレス発散したいけど、でもそれをすると太っちゃうから…できないから悩んでるんですよね。しんどいですよね。
逆に、ご家族はあなたに対してどう思っていると思いますか?
では、ご機嫌でないあなたに対して、ご家族はどう思っているでしょうか?
これも一度想像してみてください。
- しんどそうなことしてるな
- つらそう…
- 最近ずっとイライラしてて、接しづらいな
- 自分にはあんなダイエット、真似できないな(真似したくないな)
- 体がしんどそうでちょっと心配
- 我慢ばかりでかわいそう
- そんな風になるなら、もうやめたら…?
ご家族があなたに対して、こんな風に思っているとしたら?
家族は、チーム。ダイエットや生活習慣の改善はチームで取り組むことで、さらに結果が出やすくなる!
家族が置いてけぼりになっていたり、あなた自身が孤立したりしていませんか?
ここまで想像してみて、いかがだったでしょうか?
この状態って、せっかく「家族」というチームなのに、それぞれが孤立していたり、置いてけぼりになっているように思えませんか。
仮にあなただけが痩せることに成功したとしても、一緒に過ごしているご家族はどうでしょうか?
あなただけが、ひとりで「家族と違う習慣」を続けるよう、ひたすらがんばっている状態でいいですか?
ご家族は太ったままだったり、もしくは今は太っていなくても、将来生活習慣病を患ってしまったりと、これから体に悪影響が出てきたりしないでしょうか?
ご家族だけ「健康的な状態がどういうことか」を知らず、歳をとっていくにつれてお腹がぽっこりしてきたり、加齢臭がしたり、肌がベトベトしていたり…
あなた以外のご家族だけ、そうなってしまう。
それって、家族全体の幸福度は下がっている状態じゃないでしょうか。
家族みんなの機嫌が良くて穏やかな空間で、幸福度が底上げされた家族ってすごく素敵で強いと思いませんか?
私は、家族が充たされて幸せでいることって、「複利が効く状態」だと思っています。
自分だけでなく配偶者、子ども、さらにその子ども(孫)にもこの複利が効いてきます。
「お母さん、こんな食事を出してくれたな」「お父さん、一緒にあんな料理作ってくれたな」「家族で一緒に運動したなあ」って、子どもの将来の生活にも引き出しが増えるんですよね。
きっと未来の子どもたちにも幸せが繋がっていきます。
みんなで一緒に「充たして痩せる」を実践できれば、よくない?
ということは、あなたが「家族と同じものを食べられなくてつらい」と悩むのではなく、
「家族があなたと(ほぼ)同じものを食べる」というようになってくれたら、解決できると思いませんか?
もちろん、
- バランスのとれた食事
- おいしい
- 食べたいものが食べられる
という状態がベースであることが大前提です。
これは…「充たして痩せる」ですね。
でも、焦らないで。
「充たして痩せる」で行動できたこと、得られた結果は伝えたくなるけど…
あなたは、まだ何も言わなくて大丈夫。
「充たして痩せる」を実践して痩せたら、きっとご家族にも伝えて、一緒に実践してほしくなると思います。
でも、ちょっと待ってください。むしろ言わなくて大丈夫なんです。
あなたは淡々と「充たして痩せる」をそのまま実践していてください。
充たして痩せたことで、スタイルも肌艶も良くなり、イライラしなくなったあなたに対して、家族はきっとこう思います。
「最近イライラしてないな」「優しくなったな」「なんか良いな」
「自分もそれ、やってみようかな…」
自分の口から「やってみる」と出てくるのが一番効果が高い
決して、押し付けないでください。
「この食事がいいらしいから、あなたも一緒に食べようよ!」と言われても、ご家族はすぐには納得できず、結局うまくいかないことが多いです。
理由としてはいろいろあります。
- 新しいものに手を出すのが怖い
- 面倒だから
- なんとなく(ダイエットというイメージが)しんどそうだから
- 我慢しないといけなさそうだから
- 自分には必要ない、このままでいいと思っているから
等々。
でも、すぐ横にいるあなたが「充たして痩せる」でご機嫌に美しく変化していったらどうでしょう?
結果を出している人が近くにいると、すごくモチベーションが刺激されますよね。
「なんか気になるな。自分もやってみようかな」
って、なる確率がぐっと高くなります。
あなたはただ行動で示せばよいだけです。
ご家族が自分の意思で「やってみようかな」「いつもはあれだったけど、今日からこっちを食べてみようと思うんだけど」となった時に、一緒に喜んであげてください。
それが、一番効果が高いです。
「この方の写真、どっちが33歳でどっちが40歳だと思う?」
「サラリーマンで、ジムに通ってるわけじゃなくて」「食事が1番効果があったことらしいよ」
そうやってビジョンを見せてあげるだけでも全然違いますよ。
もうわかりましたよね。
あなたが充たされることから始まる
さて、ここまで読んでくださった方は、もう分かっているはずです。
- 自分、もしくは家族が置いてけぼりになっている状態
- 自分も家族も、自らの心で「なりたい自分」に向かって行動している状態
どっちが、ダイエットがうまくいく確率・リバウンドしない確率が高くなるでしょうか?
「ダイエット中は、家族と同じものが食べられない」と思っているあなたへ。
ぜひ、考えてみてください。そして、「充たして痩せる」の扉を叩いてみてください。
家族に幸せのサイクルをもたらすのは、あなたです。